
次世代農業システム開発のマラナタ(浜松市中央区)は、レタスやセロリなどの取れたての新鮮野菜を味わってもらおうと、水耕栽培サービス「M―Farm(エムファーム)」を始めた。栽培機材はレンタルし、野菜の苗を毎月定期配送する。食品ロス低減や健康生活を後押しする。

機材は、横幅93センチ、奥行き26センチ、高さ9センチ(一部16センチ)のプラスチックコンテナ3基をフレームでつないで1セットとする。全高172センチ。直径約3センチの逆円すい型容器に苗を挿し、最大90株をLEDライトで液肥を入れて栽培する。
配送する苗は、レタスやセロリ、コマツナ、ミント、バジルなど、最終的に葉物30種類程度を用意する予定。配送は月2回を予定し、その間に収穫する。ホテルのサラダバーやオフィスの食堂サービスなど主に業務用途需要の開拓を狙う。
呉徳尚社長は「複数種の苗をバランスに配慮して届ける。身近で継続的に野菜を食べられる新しいスタイルを提案したい」と話す。 料金は機材レンタルと苗宅配で1台当たり月1万3800円(税別)。初年度50件の契約を目指す。